ママを楽しむ

始まる前に考えておく『子どもの夏休みの充実感をアップさせるコツ』

2017.07.10(mon)

「夏休み」は、自分が子どもの頃も、親になっても、「終わってしまえばなんかあっという間だったな…」と感じるものですよね。旅行など特別な予定以外の日々をただのんびり過ごしていると「あれ?毎日どう過ごしていたっけ?」という状態になりがちです。

でも、子どものその学年の夏休みは一生に一度しか来ないもの。充実させて思い出に残って、その上何か身になるものがあれば最高ですよね。今年はきちんと意識して、そんな夏休みにしませんか?

夏休みの朝は特別

一日の始まりの朝の過ごし方で、その日の印象は半分決まる、ということありませんか。寝坊するとせっかくの活動時間をもったいない!というのもありますが、子どもに関しては、夜寝るのも遅くなって生活リズムの悪循環にもつながります。ですから休みの日と言えども、寝坊はご法度です。

そうは言っても、朝起きて何もやることがないとついつい寝坊してしまうのが人の心理です。そこで、朝起きたらすることを必ず決めておきましょう。夏の朝の定番、地域によっては子ども会のラジオ体操があるかもしれません。欠かさず通ってもらえるご褒美で盛り上げれば、子どもは喜んで朝起きることでしょう。

我が家の夏休みは、早朝ジョギングと決めています。息子がサッカーをしているのですが、夏の日中は本当に暑くて、日中の自主練習は集中することが難しいのです。早朝は涼しいだけでなく、人も少ないのでとても気持ちよく練習ができます。ゆっくりジョギングで練習場所まで移動して、練習をしたらジョギングで帰ってくる、ということをします。もし学校がある平日にこれをしようとすると、○時までに家に戻らなくてはいけない、という制約ができてしまいます。夏休みだからこそ、時間を気にせずウキウキと走って、サッカーをして、ということができるのです。このウキウキ感が夏休みならでは。朝を「ああ、楽しかった!」という気分で過ごせるということがポイントです。

朝の勉強もおススメですが、子どもが「やりたい」と思うことを選ぶのが、朝早く起きることにつながります。そして、「テレビを見る」などといったことではなく、どうせならスポーツや勉強など、毎日続けることで成果の出るものを選ぶようにしましょう。夏にしかできない「虫取り」で自然を満喫するようなことも良いでしょう。とはいえ、起きて何より最初にすることは、朝ごはんですよ!

夏休みの宿題はやっぱり午前中

朝のやりたいことをやり終えて、ちょっと一息ついたあとには、その勢いで宿題へ突入しましょう。学校の授業も午前中が4時間で午後に1・2時間なのですから、やはり習慣として考えても、学習時間は午前中が良いと思います。一息つくときに長い時間だらだらさせないことが大事です。すぐ食べ終わる小さいアイスなどでおやつ休憩をしたら気分を切り替えて宿題にとりかからせます。これを毎日していれば、宿題が少ない学校であれば7月中には終わってしまうかも。宿題が終わってしまった後でも、夏休み中は何か学習を続けられると良いですね。気分が乗らなくて宿題がなかなか進まない子には「旅行の日までには全部終わらせようね」「次の日曜日までにここまで終われば月曜のランチは○○で食べよう」など、目標の日を提示してやる気を出させましょう。

ママにとって悩ましいお昼ごはん

夏休み期間のお昼ごはんは、ママにとって辛いポイント。毎日きちんと3食用意しなくてはいけないのは大変ですよね。簡単な麺類ばかりになってしまう、たまには外食にしたいけどお金もかかるし、などといったママ友の悩みをよく聞きます。

夏休みならではのお昼ごはんは、子どもに作ってもらう、というのもおすすめです。もちろん最初は一緒に作ることになってしまうので大変だとは思うのですが、子どもに料理を教えるタイミングとして夏休みの昼ごはんはベストだと思います。夕飯だとパパの帰ってくる時間を気にしなくてはいけないし、食べる時間があまり遅くなってもいけません。寝るのが遅くなってしまいます。しかしお昼であれば多少時間がかかって遅くなっても大丈夫。ゆっくり時間をかけて、子どもの食べたい料理を一緒に作りましょう。夏休みの終わり頃にはママが手伝わなくても大丈夫になるかもしれませんよ。

午後の自由時間はあらかじめ予定を決めておこう 

ランチタイムまでの過ごし方を紹介しましたが、午後は子どもの「自由時間」です。夏休みにしかないイベントに参加したり、プールへ行ったり、なるべくその日にしかできない過ごし方で過ごしましょう。近所のお友達と遊ぶような日も含め、あらかじめスケジュールを立てておくといいですよ。そうすれば、夏休みがなんとなく過ぎてしまった、という事態にはならずにすみます。地域や企業が開催するイベントは、親が事前に情報収集して、子どもと一緒に参加するものを決めておくことも大切です。親子で思い出に残る夏休みにしましょう!

ーーーーー
この記事は「ケノコト」にも掲載しています。
◼︎ケノコト〜「日常と食のコト」でくらしを楽しくするライフスタイルマガジン〜