ママを楽しむ

子どもの学校の友人関係で『親ができるサポート』

2018.01.19(fri)

「学校でうちの子は友達とうまくやっているのかしら…?」どの親御さんも必ず考えることです。でも、学校での様子をいつも見張ることはできないですし、子どもに聞いても「べつにー」しか返ってこない…ということは、どのご家庭でもあることです。では親として、どのように子どもたちの友達関係を捉え、サポートするのがいいのでしょうか。
公立小学校の教員、そして現在は小児科で子育て相談を受けている筆者の経験もふまえて、一緒に考えていきましょう。

子どもにとって親、特に母親とは最も見栄を張りたい相手だということを心に留める

子どもたちとの経験からわかったことですが、子どもとは自分の親、特に母親には「いいところを見せたい」という気持ちが強いと感じます。学校でどう評価されようとも、家庭で見栄を存分に張れることで、子どもの自尊心は育ちます。だからこそ、学校で自分が友達とうまくいっていないと言い出すことはよほどの時で、そんな時でも事態を正確に伝えることはないかもしれません。まずは親としてそのことをいつも心に留めておくと、自分の気持ちを落ち着けて、子どもの話を聞くことができると思います。

なるべく「クール&マイルド」な対応を!

なるべく風通しのよい親子関係をつくるために「クール&マイルド」な対応をおすすめします。とにかく「見栄張る」な子どものポツリ、ポツリの言葉に過剰に反応しないことが大切です。まずは「背中で聞く」。そして、ゆっくりと椅子に座るなどして、話を聞く態勢を整える。そして話をさえぎらずにひたすら受け入れる…。繰り返しになりますが、子どもは「見栄張る」です。子どもを信じるということと、話をすべて鵜呑みにするのとは大きく違い、聞いた話の内容も100%真実とは限りません。でも、それでいいのです。子どもにとっては、親がきちんと聞いてくれた。親に話をしたらすっきりした。そして自分の見栄も満足させてくれた。そのことが大切です。その積み重ねがあれば、うれしい時もつらい時もなんとなく話しあえる親子関係ができるかもしれません。

アンテナを立てて、得た情報は速やかに担任の先生へ

そうは言っても「あのね、○○君に蹴られたの。」と子どもに言われたら、どうしたらいいのかと考え込んでしまう方もいるでしょう。でも、子どもからの情報は100%真実ではないとしたら、あとはアンテナをびんびん立てて、情報収集するほかありません。そしてやはり頼りになるのは学校の先生です。教員の経験から言うと、クラスの子どもたちの友達関係をつぶさに見ていくのは難しいことです。子どもは先生の前ではいい子であろうとしますし、高学年になれば良くないことを隠す方法もうまくなります。だからこそ、「いじめられていたなんて知らなかった」という教員のコメントがニュースになるのです。
ただ、親御さんから何かしらの情報が渡されれば、注意して子どもをみることはできます。遠慮など決してせず「こんなことを子どもが言っているのですが、確認していただけますか?」「こんなことを耳にしたのですが、注意してみてもらってもよろしいですか?」と、先生に伝えることで先生の意識を子どもに向けることが大切です。

「望ましい友達関係」にしばられないで

最後に「クラスで活発に友達と関わり、笑顔でみんなと仲良くしている」そんな子ども像にしばられる必要はありません。子どもたちにはそれぞれの友達関係のつくり方があり、一人で本を読んでいても、もじもじしていても、友達の輪の中にいなくても、その子の友達関係に問題があるとは必ずしも言えないのです。相談を受けていると、親御さんの不安はそんな子ども像から来るものが多いように思います。子どもの友達関係に不安を抱いたら、まず自分の子どもの見方を少しチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

これから進学、進級の季節がやってきます。子どもが成長するにつれて活発になっていく友達関係。子どもとの会話の時間を積極的に作り、子どもを近くからそっとサポートしてあげられるよう、クール&マインドな気持ちを持ちながらもアンテナをしっかりと立てて過ごしていきたいですね。

文/ママトコライター
記事/ママトコタイム

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この記事は「ケノコト」にも掲載しています。
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