ママを楽しむ

新たなステージを気持ちよくスタートする『アサーティブな会話のヒント』

2021.03.10(wed)

春は、入学、進級など、新しいステージが始まることへの喜びと不安が入り混じる時期です。
「なんとかなるわよ」「心配しなくても大丈夫」という声かけでは、子どもの不安を解消することはできません。それよりも、新しいお友達とどのように関わればよいのか具体的に話してあげたほうが、安心感につながるのではないでしょうか。今回は、新たなステージを気持ちよくスタートするためのアサーティブな会話のコツについてご紹介します。

相手を大切にする気持ちと同じくらい、「自分のことも大切にしよう!」

アサーティブな会話とは、自分の意志を相手に伝えながらコミュニケーションすることです。日本人は相手を思いやる気持ちが高く、『謙遜が美』とされていた時代も長かったわけですが、21世紀を生きる子どもたちは、相手も自分も大切にしていくコミュニケーションが必要不可欠になっています。入学や進級など、心機一転がしやすいタイミングをうまく利用して、アサーティブな会話にトライしてみましょう。成長過程の早い段階で、”自分の考えを相手に伝えられる力“を身につけることができたら、誤解による子ども同士のトラブルを未然に防ぐこともできます。相手の気持ちを大切にすることは良いことですが、それと同じくらい『自分のことも大切にする』ことを、子どもに伝えていきましょう。

名前を呼ぶことで、親近感を高めていきましょう!

新学期は、誰でもドキドキします。お子さんが気持ちよく、新しい環境になじんでいくために、親としてどのようなサポートをしたらよいのか悩みますよね。まずはお友達の名前を積極的に呼ぶことをおすすめします。例えば、新しいお友達の名前がわかったら、なるべく相手の名前を呼んで話しかけるようにします。
「〇〇さん(くん)、おはよう!」などというように、挨拶に名前をつけ加えることなら、子どもでも簡単にできると思います。人間は、誰でも人から認められたいという承認の欲求を持っているので、名前を呼ばれると嬉しくなります。嬉しくなると、心の距離がグッと近づいていきます。親同士でも「〇〇ちゃんのママ(パパ)、おはようございます」と挨拶されるより、「花子さん(太郎さん)、おはようございます!」と言われたほうが嬉しいですよね。まずはお母さんやお父さんが率先して、ご近所さんとのかかわりの中で実践しましょう。子どもはその姿を見て、こういうふうにすればいいんだと学び、イメージトレーニングすることができます。

新しいお友達との会話を広げるコツ、『5W1H』で聞いてみる!

新しいお友達に、どんな会話をすればよいのかわからないと緊張しますよね。緊張感をなくし、会話を広げていくためにはどのようにしたらよいのでしょうか。迷ったら『5W1H』を意識して話しかけてみるのはいかがでしょう。5W1Hとは、When/Where/Who/What/Why/How(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)です。例えば「サッカーやっているの?」と聞くと、相手は「うん」と返事をして会話が終わってしまいますが、「いつサッカーを始めたの?」「サッカーを始めたきっかけは?」を聞くようにすると、会話が広がりやすくなります。アサーティブな会話のコツは、相手からYES,NOではない言葉が返ってくる会話をなげかけるということです。

アサーティブな会話は、キャッチボール!

自分の気持ちを率直に伝える会話のコツは、ドッジボールではなく、キャッチボールを意識することです。ドッジボールは、相手が取れないボールを投げたり、相手にボールをあてたりする遊びですが、会話の中にドッジボールの要素があると、相手には受け止めてもらえないことが出てくると思います。率直に自分の思いを伝えられたとしても、相手が受け入れてくれなければ悲しいですね。ぜひ、キャッチボールをイメージしながら会話することを伝えていきましょう。

まずは、ドッジボールにならないような言葉選びが大切です。たまにドキッとするような言葉を使っている子どもを見かけますが、自分が言われて嫌な言葉を使わないようにすることも、会話のキャッチボールをうまく進めるコツです。また、自分と違う感じ方(考え方)を批判・否定するのではなく、情報として受け取ることも大切です。「〇〇さん(くん)は、そう感じたのね。わたし(ぼく)はこう思っているのよ」というように、違いを受け止めることは『自他尊重』の第一歩です。何を話しても大丈夫という安心感をつくっていくことで、お互いに自分の思いを伝えやすくなっていきます。

今回は、『アサーティブな会話のヒント』についてご紹介しました。
まずは親子でアサーティブな会話を楽しんでくださいね。

文/プロフェッショナルコーチ 齋藤みずほ
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この記事は「ケノコト」に掲載しています。
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