ママを楽しむ

そろそろ準備OK?時間がなくてもしっかり『紫外線対策』

2021.05.07(fri)

紫外線対策と言うと「夏」というイメージがあるかもしれませんが、実は5月くらいから夏と同レベルの紫外線が降り注いでいるというデータがあることをご存じですか?また、紫外線はしみや肌老化などの原因にもなりかねませんので、ちょっとしたお買い物や親子のお散歩の時にもしっかりと対策をしたいもの。
そこで今回は、紫外線のこと・親子で紫外線対策する際のアイテム選びのコツについてお伝えします。

「UV-A」「UV-B」ってどう違う?それぞれどうガードする?

紫外線は大きく、「UV-A」「UV-B」の2種類に分けられます。

①蓄積すれば肌老化の原因にも…生活紫外線、「UV-A」
肌に蓄積することでジワジワと作用し、ハリや弾力低下の原因になると言われているUV-A。雲やガラスも透過することから、ちょっとした洗濯干しや子どもの送迎などでも油断はできません。
このUV-Aから肌を守る指標が「PA値」。「+」~「++++」の4段階あり、+の数が多ければ多いほど、UV-Aを防止する効果が高いということになります。

②色素沈着やしみの原因に…レジャー紫外線、「UV-B」
海に出かけたとき、体が真っ赤になってその日のシャワーが痛かった…そんな経験はありませんか?これはUV-Bによる「サンバーン」という炎症反応。このように、短期間でも肌に作用するのが特徴のひとつ。しみや肌あれ、ごわつきを感じる原因とも言われています。
このUV-Bから肌を守る指標が「SPF値」。最大値は「50+」となり、数値が高ければ高いほどUV-Bから肌を守ってくれる効果が高いということになります。

また、家族で出かけてもパパはすぐに肌が黒くなるのに、ママは赤くなるもののそれほど黒くはならない…など、紫外線による影響には個人差があります。

どう選ぶ?親子の日焼け止め剤

ドラッグストアやバラエティショップにはたくさんの日焼け止め剤が並び、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。ここでは「日焼け止め剤」を選ぶ際のいくつかの視点をご紹介します。

①SPF値とPA値
生活シーンによってSPF値・PA値の異なる日焼け止め剤を使い分けるとよいでしょう。

・日常生活(お散歩や買い物など)であれば、SPF10、PA+前後
・屋外での軽いスポーツや太陽の下での活動などであれば、SPF10~30、PA++以上
・炎天下でのレジャーなどであれば、それ以上

これらを目安に、使用感触にも違和感のないアイテムを選べるとよいですね。

②「紫外線吸収剤」について
紫外線吸収剤を使用した日焼け止め剤は白浮きや肌に塗った時のキシキシとした感触が少なく、特に日常使いには心地よい使用感のものが多いのが特徴ですが、まれに肌が化学物質にアレルギー反応を起こすことも。
いっぽう、「紫外線吸収剤フリー」などと記されている製品には紫外線を物理的に反射させる「紫外線散乱剤」が用いられていますが、肌に塗ったときに白浮きしたり、きしみを感じたりすることも。
より肌にやさしい日焼け止め剤をお探しなら、それぞれの特徴を知ったうえで「紫外線吸収剤フリー」の製品を試してみることも選択肢のひとつかもしれません。

③形状・剤形
乳液、ジェル、スプレー、シートなどさまざまな製品がありますので、生活シーンに合ったものを選びたいもの。たとえばお出かけ前にさっと塗れるように、日常使いの日焼け止め剤はポンプタイプのものを玄関に置いておく、出先でさっと塗りなおす場合にはかさばりにくいシートタイプ、元気に走り回るお子さんの場合には追いかけながらでもシューッと紫外線ケアができるスプレータイプ…など、日常生活に無理なく組み込んでみてはいかがでしょうか。

④プラスアルファの効果
化粧下地効果のあるものを使用すればママのメイクタイムの時短に。乳液に紫外線防止効果があるものを選べば、肌の最大の敵・乾燥を防ぐことができます。また、お子さん用におすすめなのが、アロマの香りで「虫よけ効果」も期待できる日焼け止め剤。活発な年頃のお子さんにお出かけ前に虫よけ剤と日焼け止め剤を塗ることは大変ですよね。こうしたアイテムも取り入れて、ママに少しでも楽をしていいただけたらと思います。

やはりスキンケアの鍵は『保湿』…わかっているけど時間がない

生のお魚と干物では、どちらが焦げやすいでしょうか?…そう、干物ですよね。これは人間の肌にも同じことが言えます。朝晩のお手入れでしっかりとうるおいを補い、屋外に長時間いた日の夜にはシートマスクをプラスするなど、うるおう肌づくりをあらためて意識してみませんか?
「とはいえ子どもとのお風呂上がりはバタバタで、お手入れの時間が取れない…」そんなあなたには、オールインワンタイプの保湿剤をひとつ持っておくことをおすすめします。その時にはヒアルロン酸などの保湿成分、アルブチンやトラネキサム酸などの美白効果が期待できる成分が配合されたものをチョイスすれば、忙しいママの頼もしい味方になってくれるはず。

頬をなでる風もさわやかになり、親子のお出かけにもうれしい季節。この時期を十二分に楽しむための紫外線対策、この機会にぜひ見直してみてくださいね。

文/時短美容家 大倉純子
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この記事は「ケノコト」に掲載しています。
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