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早めに考えよう!小学生の夏休み『有意義な過ごし方5つのコツ』

2022.06.10(fri)

小学生のお子さんがいるご家庭では、新学年にも慣れて生活リズムが整い始めた6月。夏休みはまだ先の事のように感じますが、あっという間にやってきます。夏休み中は、夜更かしや朝寝坊が増え、最終日に残った宿題を必死にやるというお宅も少なくないようです。

学校生活に比べると自由な時間がたっぷりある夏休み。出来るだけ有意義に過ごしてほしいと思いつつも、毎日つきっきりでいるわけにはいきませんよね。そこで、親子が夏休みを有意義に過ごすためのコツをご紹介します。

1.夏休みの計画を立てる

夏休みは長いようで、始まってみるとあっという間に過ぎていきます。夏休みが終わる頃に宿題が終わっていない、なんとなく過ごしてしまった…とならないために、夏休み全体の計画を立てることをおすすめします。
まずお盆休みの帰省や家族旅行、自由研究の日程などの決まっている予定は、夏休みが始まる前に親子でスケジュールを確認し、見やすいカレンダーなどに書き出します。そして夏休みの宿題をもらったらすぐに、毎日どれだけやるのか計画を立てましょう。一日の終わりに大人がその日の予定をこなせたか確認し、達成できなかった場合は予定を調整してあげれば、子どもに任せていても宿題を溜めてしまうことはありません。

ポイントは、宿題が全て完了する日を夏休みが終わる1週間前など少し前に設定すること。予定通り進まなかったり、新しいお出かけの予定は増えたりするものです。スケジュール通りに進まないことで親も子もストレスを抱えないように余裕を持った計画を立てましょう。

2.目標を子ども自身で決めさせる

夏休み中に達成したい目標を立てましょう。具体的な内容で、そして子ども自身が決めることが大切です。「毎日欠かさず日記を書く」「1学期の漢字を全部覚える」「水泳25メートル泳げるようになる」「本を5冊読む」など、子ども自身が決めた事は前向きに取り組みやすくなります。

低学年のうちは、高すぎる目標に大人がビックリすることもありますが、そんな時は否定せず、大人が段階的に小さな目標を入れてあげると良いかもしれません。私が開催している大人向けのフラワーアレンジメントのレッスンでも言えることですが、高い目標を設定しすぎると、思ったように進まない時に、「もうできないかも…」と心が折れてしまうことがあります。小さな目標を達成しながら進めることは自信につながり、最終的な目標達成に繋がりやすくなります。たとえ達成できなくても、努力や前進した部分を褒めてあげると、2学期からの子どもの自信にも繋がるのではないでしょうか。

ポイントは、目標は紙に書いて毎日見えるところに貼ること。毎日見ることで思い出し、やるぞ!という意欲に繋がりやすくなります。

3.勉強の時間を決める

せっかく立てた計画もやらなければ台無しです。子どもが行動しやすくするために、毎日同じ時間に勉強するよう時間を決めましょう。まだ時計を読めないお子さんは、朝食後、夕方帰宅後など、タイミングを決めるとわかりやすいです。
私のオススメは午前中。やることを先に終わらせることで、午後は心置きなく遊べます。勉強のリズムが整うと、「宿題いつやるの?」「宿題まだやらないの?」と親が一日中心配することが少なくなりますので、習慣になるまでは声かけをしながら進めてみてください。

4.お手伝い

夏休みの間、お手伝いを1つ決めてみましょう。洗濯物をたたむ、ご飯を食べた後テーブルをキレイにする、お風呂の掃除など、毎日続けられることを任せます。継続することが難しいお子さんもいるかもしれませんが、出来た時には感謝の言葉を伝えましょう。「ありがとう。お陰で一緒に遊ぶ時間ができたよ。」そんな言葉をかけてみたら、イヤイヤお手伝いしていた子でも、またお手伝いしてもいいかなと思ってくれるかもしれません。

高学年になると、繰り返し行うことから効率的にできる方法を考え、工夫していくこともあるでしょう。「出来ることがまた1つ増えたね」と褒めてあげるとやる気に繋がりますよ。

5.規則正しい生活をする

子どもの生活の基本は早寝早起き。それは夏休みだからと変えることはせず、続けることが大切です。出来るだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにしましょう。夏休みは、朝起きなくてはいけないという緊張感がなく、お盆には親戚が来たり、夏祭りや花火大会など、遅くまで遊んだり、ゲームやテレビを長時間みてしまうなど、不規則な生活になりがちです。生活リズムがくずれると、自分で立てた計画を達成できない、目標を達成できなくなるだけではなく、体調をくずしてしまうこともあります。規則正しい生活は何事にも基本となるので、心がけてくださいね。

夏休みは、子どもにとって普段体験できないことにもチャレンジできる貴重な機会です。規則正しい生活を第一に、計画と目標をもって、有意義な夏やすみを過ごしてもらいたいですね。

文/フラワーデザイナー 大澤 明香
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この記事は「ケノコト」に掲載しています。
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