ママを楽しむ

眉が変わればあなたが変わる『自分だけの眉』を手に入れよう

2018.08.14(tue)

「顔の額縁」とも言われている、人の印象を大きく左右する顔パーツ。それは、今回取り上げる「眉」です。
一方で、毎日の子育てに追われるお母さんたちのなかには「なんとなく…」「時間もないし、感覚で」描いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、眉の基本のかたちをあらためておさらい。基本を抑えれば、忙しい朝でも迷うことなく綺麗な眉ができあがります。筆者の講座で実際に挙げられたお母さんたちのお悩みにもお答えします。

眉の整え方、基本の「き」

眉を形づくる基本のポイントは3つです。
①眉頭は、小鼻の端から上に向けて延長線上に。
②眉山は、黒目の外側から目尻の間に。
③眉尻は、小鼻と目尻を結んだ延長線と、眉頭の下の水平線が交差したところに。

この「3か所」に、アイブロウペンシルで点を打ち、できるだけ地眉を通るように、そして1本1本を植えるつもりで描き足していきます。
最後に、はみ出た部分を眉ばさみでカットします。これで基本の眉の完成です。

お母さんの悩み①左右対称に整えられない、描けない

もともと人間のからだは、左右対称ではありません。靴を履いても「右よりも左のほうがきつい」であるとか、「右目は奥二重で左目は二重」という方がいらっしゃることと同じように、眉ももともと骨格・毛の生え方が左右対称ではないので、左右対称に描くことはある程度テクニックが必要となることが多いものです。

また、日常生活においては左右対称にこだわりすぎることで逆に不自然な印象を与えてしまう可能性も。
ですから、あまり「左右対称」にこだわりすぎる必要はないと私は思っています。
それでも気になる方は、パウダーでふんわりと描くことで、多少左右非対称でも不自然になりにくいかもしれません。ペンシル派の方は、ペンシルでキリッと描くことでラインが強調されやすくなりますので、最後に輪郭をスクリューブラシなどでぼかすことをお忘れなく。

お母さんの悩み②一度眉を整えても、その形をキープできない

眉専門のサロンで定期的にお手入れをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身で整えている方はぜひ、2、3日に1回程度、朝のメイクのときにハサミで眉毛をカットする習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
ある程度眉毛が伸びてからですと、また「形をつくる」ところからになりますので、結果的に時間と手間、テクニックを要する可能性があります。
その点、2、3日に1回のカットであれば数秒で終わるはずですので結果的に「時短」に。

なお、普段のお手入れにも「ハサミ」がおすすめ。カミソリは広範囲を一度にお手入れでき、毛抜きはお手入れが長持ちするという利点がありますが、それぞれデリケートな目もとのお手入れであることも考慮できるとより良いと思います。

お母さんの悩み③何といっても、毎朝の眉メイクを「時短」したい!

そんな方におすすめしたいアイテムのひとつが、アイブロウマスカラ。地の眉毛と、ペンシルやパウダーで描いた眉をより馴染ませる効果と、「持ち」をよくする効果が期待できます。使う時のコツとしては、まずは眉尻から逆毛を立てるようにすべらせて、その後眉頭から眉尻に向かってスッと引くこと。
こちらも時間にして数秒の手間ですが、描いた眉が多少決まらなくても、アイブロウマスカラで毛流れを整えることで「出かけられる眉」に。また、朝描いた眉がくずれにくくなりますので日中のお化粧直しの時間短縮も期待できます。

アメリカの心理学者が提唱した「メラビアンの法則」でも、相手にもっとも大きな印象を残す要素は「視覚」であると言われています。つまり、「眉が変われば相手に与える印象も大きく変わる可能性が高い」ということ。
メイク全般にもいえることですが、眉のスタイリングに正解はありません。
「基本の整え方」はあくまでも「基本」。ご自身がパートナーやご友人からどう見られたいのか、自分は毎朝の眉メイクにどれだけの時間をかけられるのか。
さまざまな視点から、「自分が機嫌よくいられる眉」のためのエッセンスを抜き出して取り入れてみてくださいね。

文/時短美容家 大倉純子
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この記事は「ケノコト」に掲載しています。
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