ママを楽しむ

スマホで上手に!ちょっとの工夫で『子どもの成長を実感できる撮影方法』

2018.09.19(wed)

久しぶりに会った人から「お子さん大きくなったね」と言われて、ハッとする事はないですか?そういえば、お洋服が入らなくなったり、抱っこしてみたら今までよりも重くなっている事に気が付いたり。小さな成長の積み重ねは、近くにいるほど気づきにくいものです。

まさに、子どもの成長は待ったナシ!

毎日忙しく過ごしているうちに、お子さんがどんどん大きくなっていく。成長は嬉しいけれど、そんなに早く大きくならないで〜と、小さかった頃を懐かしんでしまいますよね。そのために、今の姿を写真にだけでも残しておきたい方も多いと思います。こまめに写真館に行ったり、カメラマンに依頼したりするのも良いですが、毎日の記録ができる“お子さんにとっての一番のカメラマン”はママです。
今回は、見返した時に子どもが成長していく様子を楽しめるよう、手軽に撮れるスマホを使った撮影方法をご紹介します。

顔が大きい!バランスが不自然なのはなぜ?

スマホで写真を撮ると、なぜかお顔が実際より大きく写ったり、手足も変なバランスになってしまったりということ、多くないでしょうか?プロが撮った写真はそんなことないのに…と不思議に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

実は、スマホのカメラは「広角レンズ」という種類のレンズが入っています。このレンズは、人間の目で感じるよりも広い範囲を撮影することができるのですが、「手前が大きく、奥が小さく」写るという特徴があります。そのため、ママより背が低い子どもに“立ったまま”カメラを向けた時、顔の上からのハイアングル撮影になってしまうことから、手前にある顔が大きく写り、奥にある足元が小さい不自然な写真が撮れてしまうのです。では、どうしたら良いでしょう。

「上下逆さま撮影」で写真をアップグレード

基本は、しゃがんで子どもの目線と同じ高さにレンズを向けて撮影してみることです。レンズが子どもの顔と同じ高さにあると、足元から顔まで自然な大きさで撮影できます。

でも、シャッターチャンスを逃したくない場合は、スマホを上下逆さまにひっくり返して撮影してみてください。立ったままでもOK。レンズの位置がほんの少しだけ子どもの目線に近づき、自然な大きさの写真が撮影できますよ。

少しの工夫で写真が「宝物」に

子どもの写真となると、つい私たちは子どもの顔ばかり撮りがちです。でも、“子どもの成長”を意識する場合には、お子さんの身長のイメージが湧く写真やその時のお子さんができることが分かる写真を撮りたいですよね。そんな時は「何と一緒に撮影するのか」を意識することが大切です。大きさが変わらないもので、その大きさのイメージが湧くものが良いでしょう。

・ご自宅なら
ご自宅の中ならば、ソファーや椅子、お気に入りのぬいぐるみ、おもちゃ、ランドセル、ピアノなど。背の高さを記録した柱でもよいでしょう。子どもが成長するにつれて、ぬいぐるみがどんどん小さくなっていく様子が写ります。家具が古くなっていくというご自宅の時間も一緒に写ります。ペットがいれば、ペットと撮ってもOK。いつの間にかペットを抱っこできるようになっている姿が写っているはず。数年後、写真を見て楽しめるポイントがたくさん出来ますね。

・いつもの公園なら
同じ公園で撮影するのもいいですね。「乗れなかったブランコに乗れるようになった!」「ジャングルジムにスイスイ登れるようになった!」など、成長の様子が良くわかります。外での撮影は、背景の木や葉、花など、季節が移り変わっていく様子も意識して入れると、後で見返した時に感慨深いものになると思います。

また、お誕生日や記念日に、毎年同じシチュエーションで撮影することで、子どもの成長記録という宝物を残すこともできます。子どもの写真はもちろんですが、毎年家族全員で同じ並び、同じシチュエーションで撮影してみるのも、大切な家族の写真になると思いますので、色々試してみてくださいね。

文/カメラマン シカマキ(佐藤 真希)
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この記事は「ケノコト」に掲載しています。
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