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子育ての新常識!『非認知能力を高めると基礎学力も上がる!』

2021.07.28(wed)

みなさん、こんにちは!
ボーク重子認定 BYBSコーチ・ライフコーチの毛利まゆこです。
私は非認知能力の専門家であり、非認知能力を育む子育てコーチングを行っています。

子育ての新常識!それって何!?

お勉強が得意になって欲しい。だから算数教室やそろばん塾を探さなきゃ!
運動神経の良い子にしたい。だからプールや体操教室に通わせたい!
これからはグローバルが一般的。英語も得意になって欲しい。英語教室ならあそこだよね!
自分の子どものためならば、なんだってしてあげたい。
どれも正解で、どれも間違いではありません。だって子育ては100親子100通りだから。

しかし時代は、確実に変わっています。この1年、コロナ禍で常識と思われていたことが激変したことを、皆さんも目の当たりにされたことでしょう。こんなにも激変することを、2年前に誰が予測したでしょうか。きっと誰しも予測できなかったのではないでしょうか。そして、コロナ禍で私たちは、数多くの場面で試されてきました。
その時に必要だった力は何でしたか?

きっと点数でも偏差値でもなく、『生きる力』だったのではないでしょうか。この生きる力こそが『非認知能力』なのです。

『非認知能力』とは?

非認知能力って漢字がたくさん並んでいるので、難しそうなイメージがありますが、実に簡単です。先ほどもお話した通り、非認知能力とは『生きる力』のことを意味しています。  
例えば、自信・自己肯定感・自制心・主体性・柔軟性・想像力・好奇心・回復力・やり抜く力・共感力・協働力・社会性などの総称が、非認知能力なのです。
2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授が、「人生の幸せと成功に大きく寄与する能力」と証明して以来、非認知能力は世界中で大きな注目を集めています

なぜ今、非認知能力が求められているのか

グローバル化・多様化・AI化・コロナ禍で、正解のない問題にあふれる社会では、真の思考力、問題解決能力、自ら人生を切り開いていく能力、高いコミュニケーション能力などが必須となります。そして、それらの能力を高めるのが非認知能力なのです。
「非認知能力を高めることは、何だか良さそう。」ここまでお読みになって、そう感じていただけたら嬉しいです。では、いよいよ本テーマに入っていきましょう。

『非認知能力』を高めると基礎学力も上がる

小学校、中学校、高校の学習指導要領はここ数年で変わりました(小学校は2020年~、中学校は2021年~、高校は2022年~)。この新しい学習指導要領では、「生きる力」を高めるカリキュラムで構成されています。ちなみに幼稚園では、2018年度に新しい幼稚園教育要領がスタートしています。日本の教育も確実に変わってはきていますが、まだまだ数字で測れる『認知能力』、基礎学力が成績の中心であることには変わりありません。

そしてこの基礎学力の底上げをしてくれるのが、非認知能力なのです。

例えば、戦国武将が大好きなお子さんがいたとします。
大好きだから知りたい(好奇心)。知りたいから本を読む(自主性)。「もっと本を読めるようになるために、難しい漢字が読めるようになりたい。」と思い、学年を超えた漢字の学習をする(主体性)。真実はどうであったのかが気になるため調べる(探求心)。調べたい事がたくさんあるけれど、その前に宿題をやってしまおう(自制心)。調べたことをお友達や大人に話し、褒められて嬉しい(自信)。例え失敗したとしても、自分の好きなことだから直ぐに立ち直ることができ、軌道修正をかけることができる(回復力)。

どうですか??非認知能力を高めるだけで、基礎学力が上がることがイメージできたと思います。
「こんな子ども本当いるの?」って思われたかもしれませんが、実は小学2年生になる私の子どものことなのです。大人の視点からみたら基礎学力が高い子どもですが、当の本人は「好きでしていること」。だから「学ぶことは楽しい」。ただそれだけの事なのです。

非認知能力が基礎学力を高めることが分かった!ではどうしたら非認知能力を高めることができるの?
それは次回の記事でお伝えいたします。お楽しみに!

⽂/毛利まゆこ(ボーク重子認定 非認知能力を育む子育てコーチ、ライフコーチ)
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